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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

神様の気紛れスイッチ  

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クリスマスに 何なんだと言う 写真ですが 弟コレクション マクドナルドの親父三人組です
因みに うちでは 此の三人は ラーメン屋の頑固親父と呼ばれています。

クリスマスですから 読み切り超短編です
冬休みの 暇潰しにでもどうぞ 



 神様の気紛れスイッチ

 僕達は 生まれるのが 少し遅かったのだろうか。
日本中が 微熱に浮かされた様に 騒がしく 熱気を帯びた時代を 僕は知らない。
高度成長期 東京オリンピック ビートルズの来日 学園闘争等々 …

そして 世界が動いた瞬間を 実感した事がない
アポロ月面着陸 ソ連崩壊 東西ドイツの壁崩壊等々 …

「馬鹿だな 今年は 随分と激動の年だろう 後々 教科書に載りそうな事 満載じゃないか」
僕の友人は 呆れた様に笑って 反論を口にする。
「何故だろう 何故なのだろう… 僕達は 熱狂出来ないのだろう。」
ぽっんと 訳の分らない もどかしい感覚を 僕は 言葉に出来なくて

「人と言う種が 体力勝負を諦めた時から 学習をし そして 富と才能 経験を引き継ぐ。
ゲームで言う所の 強くてニューゲームだな」
「其れは 随分と不公平だね 富や才能を引き継げる者と 最悪 マイナスから始まる者と。」

友人は 悪戯っぽく クックッと笑う。
「大丈夫だよ 富や才能が 余りにも偏り過ぎれば 再分配が起こる。
何等かの 大きな争い 変化  其れでも 是正されない時は 人類滅亡
神様の気紛れスイッチの出番」

僕は 力無く 性質の悪い冗談を聞いていた。
「此れは きっと神様の秘密さ 何故 人には 此れほどまでに 不必要なまでに
長い時間感覚がある不思議に思わないか。絶望を覚えるほど 長大な感覚…」
「僕には 御前の感覚が 分からない」
僕は 率直に感想を述べる。

取り敢えず 祈ろうか
天にいまします お腹が痛い時にしか祈らない 名前のない神様
どうか どうか 優しい時を そして クリスマスケーキが まだ売れ残っていますように   
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category: ブラック

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