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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

白昼夢の子供達  後編  そして 新しいリンクさんです。  

P6080034.jpg


うっおおおーーーー
何故か 白昼夢の子供達 前編で 後編を待ってるとの コメントを頂きました。
そんな 期待して頂くほどの オチは無いのですが 取り合えず後編です。
予定では もっと ほのぼのと終わらせる積りだったのですが
しんみりとした オチになりました。

そして 新しく リンクさんの紹介です。
八少女 夕 さんの 「 scibo erqo sum 」と言う オリジナル小説ブログです。
スイス在住の女性の方で 端正なオリジナル小説 かなり興味深い 異邦人としての日常
そして 優しい視線の雑談等々…
一つ 一つの記事が 手間を掛け 時間を掛け 丁寧に作られている感じがします。
偶に載せられる 異国の写真が ブログを彩っています。
中々 楽しいブログですので お勧めしますよ。

そして そして そしてだな 昨日取り上げた ブログ通信簿 色々な方が
試しているようで
僕の気付いた方の リンクを貼らせて頂きました。
色々と 見比べて ニヤニヤしてみるのも 良いかと…
栗栖 紗那 さんのブログ 「 グランベル魔法街のきまぐれ掲示板

NYANKO 君 さんのブログ 「 日季堂

移 慧 さんのブログ 「 移ろい 」 
  


そして 白昼夢の子供達 後編  興味のある方は 下記からどうぞ。

    白昼夢の子供達  後編

 そう 暑い 暑い すべてが融け落ちそうな 茹だる様な暑い日だ。
一つの異変が 起こったのは… 。

此の一年近く 公園を見続けて 初めての異変。
子供達が 現れない 唯の 一人も。

小さな寂れた公園には 唯 唯 直射日光が照りつけ 陽炎が ユラユラと揺れ動く。

オレは オレは ……
何かを 何かを 忘れている。

何かを…

オレの心に ザワザワと 乾いた 嫌な感覚が走り
ザリザリと 砂を噛む様な 苦々しい 痛い味覚が 口一杯に広がる。

何かを 吐き出したい 何かを …


軽く 扉を叩く音が 響き 一人の中学生程度に見える子供が 部屋の中に 佇んでいた。

オレは驚き しかし 声が出ない 突然に部屋の中に現れた少年を 見詰め続け…

「もう いいんだよ。」
其の少年の声音が 優しくて オレは 泣きそうになる。

「もう 一緒に行こう 一人では寂しいだろう。」
オレは意味が解らない 此の少年は 何を言っているのだ。

「君が ボク達を見ていた事は 知っているよ そして ボク達も 君を見続けていたんだよ。
そして 待っていたんだよ。」

オレの心がざわめき 止め処無く涙が ポタリ ポタリ と頬を伝い 床に零れ落ちる。
其れでも オレの心は 訳が解らないよと 抵抗の叫びを上げる。

「一度 瞳を閉じて そして 開けてごらん。」
少年が 無意味に思える指示を示す。
オレは 言われるが侭に 瞳を閉じ そして 開ける。

部屋が オレの部屋が 一変していた。
何もない 何もない 何もない ガランとした 生活感のない空っぽな部屋。
そして…
オレは オレは オレは …

ぼくは 小学校三年生の 子供の姿で 部屋の真中に立っていた。

思い出した ぼくは 此の部屋で         殺された。


其の中学生の少年が 言葉を続ける。
あの公園に 集っている子供達は 皆 何らかの理由で 死んでしまった者たち。
四十九日が終わるまで 寂しいからね 集っているんだよ。
君も 一緒に 行こう。

ぼくは 問い質す

「ぼくは天国も 地獄も 信じていない。」

少年は 微かに笑ったように見えた。
「人の行く所はね そんな処ではないよ。
君も 言っていただろう 何時か 何処かって…
ボク達の行く所は 何時か 何処か なんだよ。」

ぼくは 其の少年と手を繋ぎ 此のボロマンションから ゆっくりと 出て行った。  
 
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category: ミステリー

コメント

本当にしんみりしました
いや、続き気になってたんで読めて良かったです!
今後も掌編愉しみにしています・・・自分は書けないので尚更その思いは強いかと

URL | 十二月一日 晩冬 #-
2012/06/10 01:25 | edit

こういう展開になっていくとは・・・意外でした。
悲しいお話でしたが、これはきっと救われたのですね。
一人じゃないと気づいた主人公が、これから幸福であることを。

URL | NYANKO君 #5p4vzfrw
2012/06/10 06:00 | edit

十二月一日 晩冬 さん へ

 おはよう御座います。
おそらく 晩冬さんの 求める様な展開ではなかったかと…
もっと 推理小説的な 謎解きがあれば面白いのですが 僕では
推理小説書けないな…
自分でトリック書いて 自分でトリックの穴を見つけて 無理すぎると 突っ込んでしまう。
推理小説ってのは 独特の分野だな…

いえいえ 晩冬さんは 巧みな文章書かれるではないですか。
結構 晩冬さんの文章で 掌編書かれると 面白いモノできると思いますよ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2012/06/10 06:57 | edit

NYANKO 君 さん へ

 おはよう御座います。
ええっ 救われた話です。
主人公は 死者の為 死者である公園の死者が見えていた。
公園の子供達は 主人公が 自分は死んでいる事に気付いて 公園に来てくれる事を待っていた。
でも 中々 来ないから 迎えに来たと言う 感じかな。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。 

URL | ウゾ #-
2012/06/10 07:03 | edit

うおおう。そういうことでしたか。
ええ、少なくとも子供たちは生きてないような気はしてましたがね。この男、すでに死んでたんですね。
でもこういうオチ好きなんですよ。きっと彼らにとってはハッピーエンドなんでしょうね。
思い出せてよかった、よかった。

URL | 移 慧 #xp5FgOFA
2012/06/10 11:11 | edit

移 慧 さん へ

 こんにちは。
こういうオチです。
やはり 公園の子供達は ネタバレしていましたか 何時の間にか 表れると書いたからなぁーー。
前編の段階で 男が 実は死んでいると 薄々気付かれているかなと思っていたし…

うん 此の男は 思い出したから 理解して救われたと思いたい。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2012/06/10 12:37 | edit

エクソシストでもありましたね。
主人公が死んでいるというネタが。
あれもかなり巧妙に作っていましたのを覚えています。
そういえば、主人公と話しているのは一人だけだったなあ・・・とか。
そういう一人称を何かにするとすごく巧妙に見せれるトリックだとおもいました。素晴らしいです。

URL | LandM(才条 蓮) #-
2012/06/10 12:38 | edit

才条 蓮 さん へ

 こんにちは。
僕は 書き上げた後で 何処か シックスセンスっぽいなと思いました。
あまり ホラーっぽいものを 書かないので 偶には挑戦してもようと
僕が書いても 怖くないですね。
僕には 此の程度でした…

日本語の一人称は多彩ですからね。
人称によって 罠をしかける 今度 挑戦してみます。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。 

URL | ウゾ #-
2012/06/10 12:51 | edit

こんばんは。

死んだ後に見る、夢物語というには救いがないかもしれませんが、決して孤独でもないんでしょうね……

素晴らしい物語ありがとうございました。

URL | 栗栖紗那 #T7ibFu9o
2012/06/10 19:59 | edit

あ・・・・・やっぱり・・・
途中でわかったよ。
そういうことなんだね。
短い小説なのに心に残るよ。

お写真、光と影がいいね♪

URL | チビmomo #-
2012/06/10 20:30 | edit

栗栖 沙那 さん へ

 こんばんは。
お粗末さまでした。
僕では 此の程度ですね とことんホラーっぽいものは 書けないですね。
そうだ とことん 意味のない話とか… やはり 夏の虫シリーズ書こうかな。
そうだ ワタリガラス 書こうかな  何か 夏っぽい感じで

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2012/06/10 20:40 | edit

チビ momo さん へ

 こんばんは。
ああっっっっ… やはり 前編の段階で 薄っすらと分ってしまったか…
公園の子供たちに 注意を持っていって 主人公から視線を逸らそうとしたが 無理だったか…
偶にはね 蚊とカレーが ギャグだったから 毛色の変わったものを。

うん 単なる 椅子の集団の写真 でも 何と無く 好きだから載せてみた。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。



 

URL | ウゾ #-
2012/06/10 20:48 | edit

こんにちは。

リンクだけでなくて、おすすめ記事まで書いていただいて感謝です。
そっか、新しいリンクというのは、こうやって記事でも紹介するといいんですね。
他の方のも全く紹介していないので、近日中に、紹介の記事にしますね。
こちらからお願いしたのに、すみません!

それと、「白昼夢の子供達」、前編ではその展開はわかりませんでした。完全にウゾさんの術にはまり、子供たちの方に氣をとられておりました。
取り残されてしまった想い、もしくは霊魂と呼ぶようなものが、誰かに導かれて昇華していく、そう、他の方もおっしゃっているように、これはハッピーエンドなのでしょうね。

いつも思うんですけれど、日本の風土には、こういう物語がしっくり来ます。ヨーロッパものとしてこういうのを書こうとすると、すごく怖くしなくちゃいけないか、もしくはただの嘘っぱちに響きます。何故なんでしょうね……。

URL | 八少女 夕 #9yMhI49k
2012/06/10 23:20 | edit

八少女 夕 さん へ 

 おはよう御座います。
いえいえ 紹介記事は 僕が 勝手に書いているだけで 殆どの方は 紹介記事を書かないので
御気になさらないで下さい。
リンクさせて頂くのだから 初め位は 書こうと言う程度ですから。
紹介記事 書かないのが普通ですから。

ヨーロッパでは 聖職者があらわれ 聖水を降り掛け 立ち去れ悪霊と叫ぶ展開でしょうか。
神の国で 永遠に生きるとされている 此の魂は 神の救いから外れた 悪でしょうね。
ヨーロッパの方々の考え方は 人は 神から作られた特別なモノの為 魂がある
動物は 神が人の為に創った物の為 魂がない。


それに対して 日本は 全てのモノの中に神を見いだし 全てには魂がある 全てが等しい
漠然とした宗教ではないが 考え方がある。

そのため 日本を舞台とした場合 魂が天国へ行くとすると 何か 安っぽく 薄っぺらくなってしまう
所詮 信じていないがために。
それで 最後は 何時か 何処か と言う 漠然としたものにしました。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

 

URL | ウゾ #-
2012/06/11 06:46 | edit

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