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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

貴方を 言葉で貫く  

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イタリア フィレンチェです。
フィレンチェには ミケランジェロ広場と言う 一寸した丘があるのですが
此処からの眺めが最高です。
結構な 観光名所なのですが 余り観光客がいなくて 地元民のいこいの広場に
なっています。
一応 上の写真は 其の丘からの眺めです。
下は まぁ単なる フィレンチェ街中です。

ちょっと書いて見たいなと 思っている小説の断片です。
物理的な感覚を伴わないと言う 魔術師の恐れの様なものを描きたいと
興味のある方は 下記からどうぞ

   貴方を 言葉で貫く

 薄暗い 煤けたカウンターの一角で 其の男は突っ伏して ボロ布の様に転がる。
魔術師特有の 漆黒の髪が 闇に溶け 同化し 侵食され… やがて 闇となり

其の 突っ伏した魔術師の頭を叩く 

「   帰るぞ。」

此の寂れ 煤け 薄闇に沈んだ場末の酒場に 日の光の様に眩しく 目を撃つ
光を滲ませた男が 魔術師を立たせようと…

「アッハハハッ 迎えに来てくれたんだ 嬉しいな 愛してるよ。」
酔いに溺れ 戯言を詠う様に 繰り返し 繰り返し。
「はいはい 。」
男は 呆れ 諦めたのか 腰をすえ とことん付き合う心算なのか
グラスを手繰り寄せ 燃える様なアルコールを注ぎ込む。

「如何した。」

 オレって 魔術師って 独裁者の様だね。
 言葉一つで 人を殺せる。
 自身の手を血で汚す事無く…
 だから 此の身体には 人を殺す事に拠って負う筈の 物理的記憶がない。
 肉を切る感触 砕ける骨の音 生々しい血の匂い ぬめる脂…
 なにも なにも 残らない。
 実に不健全な殺人 だから だから だから だから だから ………

 魔術師は 精神を正常に保てない 蝕まれ 堕ちて 堕ちて 堕ちて逝く…

 自身の手の白さに 自身の頬の蒼白さに 怯え 恐れて 

冴え冴えとした 研ぎ澄まされた刃先の様な双眸が 静かな諦観に鎖された微笑を湛え
泣いているのだろうか。

 オレは 此の様に酔い潰れていても 鍛え抜かれたお前を 触れる事もなく殺せる。

 オレは        恐ろしい…

魔術師は 再びカウンターに突っ伏し 意識を手放した。

「あーあっ やっと眠ってくれた 手間隙の掛かる奴だ。
オヤジ ごめんな、 それでは 連れて帰るわ。」

男は 魔術師を軽々と背負い 歩き出す。

「馬鹿野郎 お前みたいな奴には 俺は殺されてやらねえよ。」




こーゆー 二人組みの話って 如何でしょうか。   
  
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category: ファンタジー

tb: 0   cm: 3

コメント

No title

 いいとおもいます~

 私魔術師とかが出てくる話結構好きですし、力を持っているが故の苦悩というのもいいテーマなんじゃないでしょうか?

 ずいぶんと私の個人的なものの見方が入ってしまいましたが、これでよかったのか…

URL | 移 慧 #xp5FgOFA
2012/01/20 16:40 | edit

移 慧 さん へ

 こんにちは
読んで頂いて 有難う御座います。
なんか 凄く断片で 申し訳ないような 中途半端なもので…

魔術って 考えると 恐ろしいなと
やはり 凄く異端の技術って感じがして 使う人物 絶対に病んでいくなと

コメント有難う御座いました とても 嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2012/01/20 17:50 | edit

拍手コメント 送って頂いた方へ

 おはよう御座います。
非公開と言う事なので 名前は書きません。

拍手コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2012/01/21 07:56 | edit

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