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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

うぉぉぉぉ 花粉!!!!!! 1  

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僕は 書きかけた小説は最後まで書くように 心掛けているのだが…
一本 完璧に放置状態の小説がある。
此のブログ上で 書いていたものではないので 其の小説を知っている方はいないだろう。

長々と書いていたのですが 放置状態で…  それなりに愛着があるので 続き書こうかなぁと
手を加えだしている。
僕にとっては かなり珍しい ファンタジー まぁ ダークが付くようなファンタジーですがね。

冒頭だけ下記に載せてみました。
此の少年三人が 主になるのですよ。

興味のある方は 下記からどうぞ。


 


  あなたは 此処にいては いけない 逃げて。

深夜未明に ボクは 走り続けた。

ボクは 物心付いた時には 既に 此の研究施設にいた。
ボクは 此の研究施設のサンプルだったのか 研究員だったのか
おそらく 両方
ボクは知らず知らずの内に ボク自身を研究していたのだろう

ボクは 時間と云う名で呼ばれ 十分満ち足りた衣食住が保障されていた。
そうして 此の研究施設内であれば かなりの自由も許され…
そう 外へは 決して 出れなかった。
理由は 知らない 唯 おそらく ボクは サンプルだから。

同じ研究員だと思っていた女性が ボクを 外へ導く。

  あなたの本当の名前は サイ
  あなたは あなたの運命を 手に入れなさい


そう 運命。
ボクは 全く 魔術が使えない。
何故かは 大体 見当はついている ボクが書物から学んだ知識によると 魔力と運命は 同じ源の力。

運命を享け入れる事により 其の祝福として 魔力を授かる。
其の為 人は生れながらにして 魔力を持っている。
生まれる事は 運命を享け入れる事だから。

大概は 日常生活を 多少便利にする程度の力。
即ち 軽い物の移動 小さな灯りをともせる等々…
しかし 人を 獣を直接傷付ける様な 大きな力は 其れなりの大きな運命を 享け入れた者だけが持てる 
代償の力。
況してや 人の運命を変えるほどの 魔力は どれ程までの運命を享け入れたのか

しかし ボクには 一片の魔力もなかった。
生まれながらに有る筈の 魔力が 全く無い。
即ち ボクは 運命に逆らった者 咎人の烙印を押された者。


 僕は 運命に抱かれし者。 
苛烈なまでに激しい魔力を 持っている。

其の為に…
僕は 十歳の頃に 此の 言葉と呼ばれる男の下に引き取られた

深い深い森 風が吹き荒ぶ原野 人を拒絶した岸壁 遥かに 空に 天に近い土地
一つの都市国家程の 此の広大な地に 此の言葉と呼ばれる男と空間と呼ばれる僕と…
たった二人だけで 膨大な書籍を抱え 幾世紀も経た様な古色蒼然とした屋敷に住んでいた。

そう 此の言葉と呼ばれし男は 封印されし者
そうして やがて 僕も…

寝物語 御伽草子の様に 言葉は 静かに語ってくれた。
 ある一人の男は 人を畏怖させるまでの無慈悲な魔力を持っていた。
 しかし 其の力を 何故 与えられたのか。
 要するに 何をすべき魔力なのか…
 自身の運命が 解らなかった。 

此の運命と云うモノは 非常に残酷で…
 運命を 約束を果すまで 死すらも 奪い去る。
 其の為 年を経る事も 許されず
 おそらく 此の年齢まで 年を取る事を許されたと言う事は 力仕事ではないのだろう と

若くもなく 年老いている訳でもない 五十歳程度に見える 其の男は 自嘲気味に 口唇の端を歪めた。

 カーヤ、憶えて置きなさい。
 お前の魔力は 人の運命を変える程の 力を持つ。
 運命と魔力は 同じ源 一つの約束。

そう 此の言葉と云う男は 大切な 大切な一片を話す時だけ僕の 本当の名を呼んだ。
僕は 思い付いたかのように 質問を投げかける。

 では 魔力が無ければ 運命も無いという事なの。

其の言葉は 男は… 双眸を眇め 思考の淵に落ちる。

 違う…
 其れは 生まれていない事
 生まれていない 況してや 死んでもいない
 其れは 無   

ぼくの世界…
ぼくは 円環の様に鎖された 辺境の小さな村で 生まれ育ち
そうして やがて 此の地で 朽果てる。
此の村では 粛々と 時には滑稽に 人々は営みを繰返していた

ぼくの そこはかとない不安 予感…
ぼくは ぼくだけは夢幻と云う 称号とも 通称とも 字とも違う 妙な よく解らない名で呼ばれ…
そう 此の名だけが 不穏で 不安で…
ぼくの姉は 強くて とても強くて カッコいい姉だけは
ぼくの本当の名を 何かに抗うかの様に 頑なに ぼくの本当の名を呼んだ ヒイロ と

ぼくの杞憂に過ぎない筈だと 普段のぼくは 普通に学校に通う
小さな村の学校だから 当然 学校も 随分と小さい。
教壇に立つ 一人の先生と 学校の運営 事務を受け持つ一人の老人と 十人足らずの学生。 

当然 年齢も バラバラで…
年上の子が 年下の子の世話を焼き 其の年下の子も数年後には より年下の子の世話を焼く。
ぼくは 此の 時が止まっているかの様な 鎖された世界を愛していた。
ずっと ずっと 此の儘にと 願っていた。

村長が ぼくを 夢幻と呼び…
ぼくが生まれた時から 今日の為に 村で貯めていたお金だと云って 小さな包みを ぼくに持たせる。
此れが ほくの 不安の正体なの…

此の村では もう 夢幻を 運命を 騙し通せない。
君は 運命を見届ける者 泡沫を知る者
君は 君だけは 運命を 自身の魔力を信じなさい。

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コメント

キョロキョロ・・。

エット・・ 続きはどこへ行ったら読めますか?(。・ω・。)?

URL | ako #G5P3Ad7M
2013/03/14 15:59 | edit

ako さん へ

 こんにちは。
実は 此の小説 長いですよーーー
この程度の長さで 七十回分程度あります。
其れでも まだ完結していない。

ボソボソと 色々と書き直しながら こっそりと載せていこうかなと…
ネタのない時とか 花粉症で目がかゆい時とか 花粉症でお腹が痛い時とか…
読んで頂いて ありがとね!!!!

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/03/14 16:36 | edit

花粉症に負けるな!
私は、花粉症じゃないから平気なんですけどね(ニヤリ

面白い話ですね。
たまに、愛着のある話ってありますよね。
私の思い出の話は、昔々に書いた子供の頃の小説かな。

URL | Fランナー #DNM/eCMo
2013/03/14 22:22 | edit

こんばんは!

ボク、僕、そして、ぼく。
僕もこういう使い方をしましたね。
別々のお話しでしたけれどもね。

3人の少年の運命ってどんなものなんだろう?
出だしから謎です。
でも、始まり方として、すごく惹かれますよ。
これは……。

サキ

URL | 山西 左紀 #0t8Ai07g
2013/03/14 23:08 | edit

おー。ようやくここで連載してくださることになったのですね。
(勝手に決定事項にしようとしている)

うん、続きが氣になります。
この間の逃げだした少女もこのお話に関係しているのかな?

原点回帰じゃないけれど、大切にしているお話ってありますよね。
私が執筆中の「貴婦人の十字架」は、そういうのを使い回して、リニュアルして、さらに作りなおして作成中。そして、また、いまからもう一度バラバラにして直す予定です。

URL | 八少女 夕 #9yMhI49k
2013/03/15 06:26 | edit

Fランナー さん へ

 おはよう御座います。
そうそう 僕も数年前までは 僕 花粉症 関係ないし と言っていたのにーーーー

うん元々は 剣と魔法のファンタジー ゲームの様な話を目指していたのに…
何処かで 道を間違い迷子になっています。
僕の数少ない ファンタジーですね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/03/15 06:49 | edit

山西 左紀 さん へ

 おはよう御座います。
ボク 僕 ぼく 日本語は便利ですねーーーー
三人とも 少年ですから オレも 私も 似合わなくて… 三人ともの一人称を ぼくにしたための 
変化です。

大雑把に 此の三人の運命の謎解きがメインの小説です。
三人の運命は バラバラなのですが 一つの運命との 約束に集約していきます。
此の 三人は 支点 力点 作用点 見たいな感じかな… いや 違うか!!!!

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/03/15 06:56 | edit

八少女 夕 さん へ

 おはよう御座います。
えっーーー 連載!!!
今 花粉症で頭がフラフラで 動かないため 新たなモノ書けなかった為と Stella の作品を書く
ための時間稼ぎだったのですよ。
ほんとに… 既に書き終わっている部分で 今載せている長さで程度で 六十回程度 あるのですが…
其れでは 偶に 続き載せましょうか。

此の前の少女は まったく別のシリーズの登場人物です。
あのシリーズは 完結しているので 此処に載せる事はないでしょうね。
おそらく あの少女は 本編から取り出して あの少女メインの話を書きたいと思っています。
でも 凄まじく暗いので… 実は 此のブログに断片を載せた事あるのですが いただいた感想が 
やるせない 一言 だったですね。

此の少女が出てくる メインの話は 本当に大切なシリーズなのですよ。
でも 書いていた頃は 小学校から中学校にかけての頃で 文章 本当に拙いのですが 
今は まだ 書き直せない。
もっと せめて 二十代になり 違った視線を持てるようになってからと思っています。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/03/15 07:11 | edit

拍手コメント頂いた方 へ

 おはよう御座います。
うん 此処が始まりです。
此処に出てくる 三人の少年が主人公ですね。
此の三人の物語です そして 裏主人公が 一人でしようかね。

拍手コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/07/05 07:54 | edit

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