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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

ゴールデンな日々です 7  

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おおーーーゴールデンウィーク!!!!
貯め込んでいる本に手を付けたい そして 「俺の屍を超えて行け」 あともう少し ラスボスを残すのみ。
家庭訪問も終わったし 授業参観も終わった 通常にもどるーーー

ああっ そういえば 宿題ーー 山のようにでていたなぁ…

其れでも ワトスン君、続くのですよ。NN 続いています。
興味のある方は 下記からどうぞ。



 耳に劈く 破壊音が…
イチイが ボクを自身のネコだと主張する 幼い少年の瞳に怯えた色彩が浮かぶ。
「俺 大きい音 嫌い。」
「御免ね。」

ボクは トミから手渡されたマグカップを 派手に床にぶちまけた。
適当な古布を探し出し 床を拭取り一通り片づけを済ませる。
トミが 怪訝そうに言葉を掛けてきた。
「何故 魔力を使わない。」
ボクは隠し切れないだろうと 一呼吸置いて 吐き出す。
「ボクには 魔力が 全く無いので…。」

暫しの沈黙 殊更に ゆっくりと流れる時間 無闇に重い空気 トミが沈黙を破る 何気無さを装い。
「よし 決めた 皆でキルステンへ行こう。
其処の少年も 行くだろう。」
感情の薄い 硝子の様な蒼い瞳に 幽かに喜びが過ぎった様に見えた。

おもちゃの世界… 死なない 死ねないモノ達の為の地

不死者と呼ばれるモノには 幾つかに分類できる。
苛烈なまでに激しい魔力を持ったが為に 其の魔力と運命に見合う 約束を見出し 
果す事が出来ないが為に 時を止められ死を奪い去られた者。
俗に言う 封印されし者。

しかし 死を奪い去られるまでに 巨大な魔力を持つ者は稀。
一世代に一人程度。

では そう…
生れながらの 先天的な理由により ある程度の運命が
形作られてしまう 此の世界の体系に 異を唱えた者達が…
自由に生き 自由に死にたいと
魔力と 運命からの解放 運命との約束の放棄
有象無象の研究者が 夢見た課題 そして 皮肉な結末
魔力と運命からの自由な生は 代償として 不自由な死を齎した

運命の拒否は 誕生の拒否
未だ 生まれ出でていない者には 死ぬ事は出来ない。

私は 未だに 架空の地を おもちゃの世界を探しています。

 時の流れが狂い 過去の情景が映し出される。
濃く深い霧が懸かったかの様な 色彩を失い 輪郭が翳み ぼんやりと 映し出される白衣を纏った男
そして 其の男を 嬉しそうに見上げる 幼い少年。

おそらく 少年の魔力だろうか…
空気中の静電気を操り 舞い散る花弁を軽やかに踊らせ白衣の男を 喜ばせていた。
声は 音は 無音 聞えない
唯唯 画像の荒い白黒映画の様な光景が 眼前に広がっていた。

「サイ、休憩は 終わり。」
何時までも 何時までも 其の静かで平和な光景に魅入られているサイに トミは声を掛ける。
「確かに美しい 優しい光景。しかし 其れはもう無い其れは 過去。」 

 トミは 小さな子供をあやす様に… 申し訳無いと言った。
サイは 困惑の表情を浮かべ ボソリと呟く。
「御免 トミを責めている訳ではないよ。」

「サイは 俺のネコ トミは 向こうへ行け。」
イチイが全速力で走りより サイの手を握り締める。
「はい はぁーいー。」
トミは軽く笑い そして 亦 歩き出した。

ボク達は 何も 何も持たずに 日常の詰まった家を後とした。
 … なぁーに 必要な物は 行く先々で手に入れる。
 … えっ 何故 俺が一緒に行くのかって 一言で言って 暇
 … 何処かへ 行きたいのだろう。

そう ボク達は 何処かへ 何処かへ
キルステンへ向かい ゆっくりと歩く。

 クスクスっと…
意味有り気な 含み笑いが聞えたと

先に歩くトミを 追おうとしたサイの眼前に道を塞ぐかの様に 忽然と一人の女性が現れた。
快活な服装 長い艶やかな髪を三つ網に結い上げた…
あどけなく無垢にも 老成している様にも見得る。

サイの本能は けたたましく警告を発し 注意を促す。
凡てを見透かしているのか 先に言葉を発する。
「大丈夫 私は貴方に 危害を加えませんよ。
唯 貴方を拝見しに 馳せ参じたまでですよ。」
年老いた魔女にも そして うら若き聖女にも見える 謎めいた其の双眸が サイを見据え 
そっと サイの耳元で囁く。
「私はイチ、では 時間 貴方と次に見える時まで御自愛下さいまし。」

 … 時間

サイは 呪縛を掛けられたかの様に 動けない。
何故其の名を知っているのかと 問い掛けるべき相手は煙の様に消え去り…
全ては 一瞬の出来事。

先に歩くトミは勿論 横でサイの手を握り締めるイチイにすら
唯 女性が通り過ぎただけと 認識されていた。

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category: NN

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コメント

こんにちはー

宿題はさっさと終わらせて、
連休後半楽しんでくださいねー。
私は本日も労働中ですが意外と暇です。
道は結構混んでるんですけどねー。
NNNいいですね。
私、結構好きな感じです。

URL | かぜっぷ #-
2013/05/04 14:07 | edit

かぜっぷ さん へ

 こんにちは。
妙に 宿題は多いし 科学部は 毎日のように集まるしーーーー
後 科学部の登山もあるしーー
何か ゴールデンウィークの割に 毎日のように 学校に行っている…

NNN ぬこぬこネットワークではなく 僕の小説の事でいいのかな。
これは 以前 別の処で書いていたのですが 未完なので 此処で完成させたいなと 
密かに こっそりと載せています。
今は バラバラに行動していますが 徐々に纏まってきます。
いゃぁーーー 嬉しいです 僕も 結構好きなのですが 流石に 薄暗い小説ですから読者皆無だなと 
思っていたので。
偶に 読んで下さる方がいるとは 嬉しいですね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。 

URL | ウゾ #-
2013/05/04 16:10 | edit

こんばんは。

ようやく私もゴールデンだー♪
ウゾさんもゆっくり出来るね。
この夕焼けと海なんか眺めたら最高だろうな~。
でも人が多いだろうからどこへも行かない・・・(笑)

URL | チビmomo #-
2013/05/04 23:24 | edit

世の中連休なのですが、私は普段どおり仕事です。
だけど休みの日は連休気分を味わいたいので出かけるんですが、
今日はさすがに渋滞が凄かった・・・。
溜まってる本でも読むのが正解だったかもしれません。

お休みあと2日ですか。
いいお休みにしてくださいね。

URL | NYANKO君 #5p4vzfrw
2013/05/04 23:41 | edit

チビmomo さん へ

 おはよう御座います。
うん ゴールデンウィーク!!!! でも なんやかんやで 毎日 学校行ってるよ。
学校の実験室で のんきに実験してる。
でも 月曜日は まるまるお休み!!!! 弟と出かけてて来るよ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/05/05 05:58 | edit

NYANKO君 さん へ

 おはよう御座います。
僕も 連休なのですが 結構学校に行っていて お休み気分 少ないです。
僕の ここら辺りは 中途半端な田舎の為か 普段より 人が減っている様な感じですね…
夏休みや 正月は 反対に帰ってくるから 人増えるのですが…

僕も 読み損なっている本 読む心算だったのに あまり進んでいない…
やっと 昨日は 暑いと感じるぐらい 日が照っていて 初夏らしかったですよ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/05/05 06:05 | edit

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