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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

そろそろ暑い 本気で 暑い そして 梅雨がくる。 9  

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ああっ 次は 探偵もどきの筈だったのに… NN を載せていた。

…… まぁ いいかぁ。

ああっ 気象シリーズの ツユも書きたいなぁ。

微妙な NN 興味のある方は 下記からどうぞ。






 カタカタ… とゼンマイが解ける響が 止め処無く。
ゼンマイ仕掛けの彼女は ボクと同じ歪んだ硝子玉の瞳で歪な世界を見詰める。

「あなたの名前は 何。」
ボクは 彼女の質問に彼女の求める様な解答を持たず誤魔化すかの様に 一つの質問を投げかける。

音も無く 彼女の水色のワンピースが翻り ゼンマイの音だけが カタカタと…
「知らない…です でも 私達の多くは キルステンと呼ばれています。」
そう 彼女は キルステンと言う名の地域で 作られたと。

「愛しい 愛しい ガラクタが二体 此れは 嬉しい奇遇。」
禍々しい迄に 闇色の長い 長い髪が 背を被い 恰も 漆黒の翼を持つ妖が 舞い降りたかの様に…
「私の名はニイ 運命に抱かれし者 空間が そなた達の道標となろう。
精神 そしてキルステン、欲する侭に足掻いて魅せよ。」

 
舞い降りた闇色の予兆は 人の手中から逃れる 胡蝶の様にスルリと身を翻し 消えた。
呆然と 消えた空間を見詰め 残り香の様な言葉を 繰り返し 反芻する。

 … ニイ 運命に抱かれし者 空間

あの妖は ボクを精神と呼んだ。
確かな予兆の顕在 ボクは 再び あなたに逢うだろう。
運命を動かす為に 一つの約束の道標となる為に。


 「馬鹿ね 信じられないわ。」
 最新の流行を纏い 自称 美人で名探偵のリナは 人を小馬鹿にしたかの様な 言葉を小気味良く…
 「知っているでしょう。
 時間と空間の研究組織よ 其の研究の先に有るモノは どちらも禁忌に直結しているのよ。
 何故かって 人に創れないモノだからよ。
 タイムマシーン系も 次元移動系も タブー 其のタブーを 突き破るものが 夢幻。」

「名探偵リナの 素敵で無敵な大推理」
ヒンベルト グレイ著

始めに 言葉ありき
  ヨハネ福音書

「右手を御覧下さい 何の変哲も無い民家で御座います。
そして 左手に見えますのが たかが地方の小都市に圧倒され 茫然自失気味の 
ド田舎少年 ヒイロで御座います。」
ぼくが ヒイロが 生まれ育った辺境の小さな村を 事実上追放されてから 数日が経っていた。

村の外を 世間を知らない ぼく一人では おそらく 何も出来ずに 行倒れていただろう。
其の辺りを鑑みると 此の二人の女性 リタナさんとパコさんは 凄く強くて 凄く明るくて …
凄く変で
ぼくは 凄く 感謝している。

「…… スリ カッパライ 恐喝等々 が 手薬煉を引いて待っおります 
其の洗練された妙技 存分にお楽しみ下さい。」
パコさんが サラリっと怖い事を言って ぼくの恐怖心を煽る

「まぁ 素敵ですわ 此処で 後に運命を変えた大事件と呼ばれる 一連の件の発端が…
運命の歯車が ギシギシと動くのですわね 素敵だわ。」
リタナさん 悪趣味です。
やっぱり ぼくは 都会は無理 田舎に帰りたいな と黄昏て…

「すみません あの木陰で 休ませて下さい。」
ぼくは 荒んだ 手入れの行き届いていない小さな公園のベンチを指差した。
ぼくは あの田舎道で 茫然としていた時と 同じ様に膝を抱え同じ様に流れる雲を目で追い…
そうあの時 姉が投げ渡した 懐中時計を取り出し 念入りに調べて見る。
壊れているのか 動く気配は無い。
リタナさんの言に拠れば 私設の研究組織の 研究員に寄与される備品だとか。
では何故 其の様なモノが あの辺境のド田舎にあり
そして何故 姉はぼくのモノだと言って ぼくに投げ渡したのか

否 姉はぼくの ヒイロのモノだと言わなかった 姉はぼくを 夢幻と呼んだ…

「あれっ… 随分と 面白い物を持っていますね。」
果実を連想させる様な 緑味が強い檸檬の色彩の髪に赤味を帯びた橙色の瞳がニッコリと
此方を見て微笑んでいる。
… 流石都会人 厭味の無い 爽やかな微笑
ヒイロは内心で感想を述べ 其の微笑にぎこちなく笑顔を返す

「ははっ そんなに恐がらないで オレはソル。
興味があるな 其の機械 何故 君が持ってるの。
前面の硝子部分に何か刻んである。此の様式は 一時代前に流行した形式だね。
 … 始めに 言葉ありき … 
何やら 意味深だね。」  

 用件 … リリ、知恵を貸して欲しい
 送信者  ソル 

ソルが 何時も持ち歩いている愛用の情報端末に何やら打ち込み 送信。
其のソルが ヒイロの方へ視線を送り 相変らず爽やかな微笑を浮かべる。
「えっと… 此のリリって人は 凄く物事を深く考え 広く捉える事の出来る人だから 
返事をくれたら きっと助けになる。
返事をくれるかどうかは 運しだいだけどね。」

ヒイロ パコ それに リタナは 公園のベンチに座り込み…

 用件 … 詳細を送れ
 送信者 リリ

返事が来た
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category: NN

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コメント

ウゾさんおはようございます。

膝を抱えて流れる雲を見上げる
何だかとっても懐かしい。
河原で眺めてみようかな。
NNさらにワクワクしてきました^ ^
ウゾさんの頭の中の構造が気になる今日このごろです^ ^

PS メモリーカードとデジカメ、災難でしたね…。

URL | 高橋月子 #-
2013/05/21 08:02 | edit

高橋月子 さん へ

 こんにちは。
うん 此の少年は 辺境の小さな村で育って 村の外を知らないし 村から出て行く気もなかった人物
ですからね。
基本的に 純朴で 不器用で 如何したらいいのか分からない と言った感じの少年です。

此れから夏場の空は ハッとするほど 深く綺麗な青色だったりしますからねーーー
春とはまた違った 美しい季節がきますよ。

もう 諦めました… では 使い捨てカメラは と 心の中で少し足掻いてみる…

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/05/21 11:02 | edit

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