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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

プロフェッサー 華麗に登場 5  

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暑い 本当に暑い 蒸し暑い ジメジメと ジットリとーーーー


そして 唐突に新しいリンクさん 紹介です。
以前から 何となく交流があった方なのですが 今回 めでたく リンクさせて頂きました。
akoの落書き帳」 akoさんのブログです。
美しい写真と 懐かしい忘れてしまった頃の感情 何時も感じているのに 表す事の出来ない 
もどかしい感情を 柔らかい 優しい言葉で綴る詩。
ふっと 夏の青空を見上げた時の 胸を締め付ける様な 泣きたい様ななつかしさ そんなブログです。

そしてだな…
取り敢えず 探偵もどき 続きです。
遂に 貯金箱登場です。

興味のある方は 下記からどうぞ。



      プロフェッサー 華麗に登場


 「此度は 多額の寄付の申し出 ありがたく…
処で 後ろの付き添いの方々は …

「何か 幽霊でも見えているのではないですか 私と妹だけですよ。」

ゾーラさんの兄である処の アルフレドは 寄付を餌に 学園に入り込み 歩き回り…
其の後ろには 幽霊其の一 ハロルド と 幽霊其の二 アリアさん そして 幽霊其の三 ワトスン君が 
ストーカーの様に正々堂々と 闊歩している。

古色蒼然とまでは言わないが かなり きっぱり はっきりと古びたと表現しても 否定する事が
難しいであろう ボロくも優美な建築。
階段の手摺 扉のドアノブ 窓枠等々に 古の流行 有機的な植物的な曲線 アールヌーボーの趣向が
残され また別の一角には 直線的な趣向 アールデコが混在している。
一つ一つ 欠けていった椅子や机を補充する形で補填したらしく 時代の違う椅子や机が渾然と
それでいながら 妙な統一感が 居心地がいい。
柔らかい陽が射し込み 小さな埃が 陽に透けて キラキラと光り踊る。

「そうですね 私は妹と二人で 歩きたいな しかしながら 部外者である私が 自由に歩く事は
憚られるのですよね。
ああっ 親切な案内人の振りをした 監視人がいると ああっ 妹と二人で歩きたいな。
気を利かせて 消えてくれないだろうか。
ああ 寄付金の額が 私の気持ちにより変動してしまいそうだ。」
アルフレドが 白々しい 往年の名優が演じるハムレットのように 選択を迫る。
曰く 寄付金 か 規則 か と…

「失礼 何やら 久しぶりに 妹に会えた感動故に 何やら本心を漏らしてしまったようです。」
ニッコリと 実に慇懃無礼に完璧に爽やかな微笑を浮かべ 責任者を脅す。

「此れは 此れは 気が利きませんで… 
いや 実に ゾーラさんは 品行方正で 成績優秀 素晴らしい女生徒ですよ。
では ゾーラさん、お兄さんを 存分に案内して差し上げなさい。」

唯 規則を守ろうとした監視役は… 目の前の欲望に負けた。

「それでは 早速 忘れ去られた書籍の放置場所 図書室へ案内して頂けますか、
品行方正らしいゾーラさん。」
幽霊其の一 味音痴が 何時もの胡散臭い微笑を浮かべ ゾーラさんを促す。

「ああっ こっち こっちだよ。 そっれにしても 猫撫で声は気持ち悪かった。」
幽霊其の二 筋肉が 先頭を突っ切り 陽が射し込み木々の影が揺れる廊下を踊るように歩く。
「お前じゃない。私は 麗しのゾーラさんに案内を申し出たのですよ。そこを重々 考え込むように。」
幽霊其の一は バッサリと…

「へぇーーー そーゆー事なの。」
幽霊其の二は 悪戯っぽく性質の悪い笑みを露骨に浮かべ 好奇心をうずうずと…

「そう 実にゾーラさんは 素晴らしい女性ですが 実に性質の悪い人物が兄ですからね。
このように善良で 堅実 小市民として細やかな幸せに一喜一憂してきた 繊細な私の神経では
とても とても あのような 見るからに悪の組織関係者のような人物が…
私の 義兄になるなんて 耐えられませんよ。
実に残念ですが… 私では とても とても…。」
幽霊其の一は 大げさに残念がって見せる 全く残念がっている様には 見えないが…

「あのさぁ 知ってるでしょう ゾーラには 素敵な恋人いるって。
其れに ゾーラの好きになる人は 料理上手じゃないと 駄目だよ。」

残念でした と やけにはっきりと見える 自己主張が強すぎる幽霊たちが馬鹿な話で遊ぶ。


「ハロルドさん 此処が 図書室ですよ。」
ゾーラさんが 扉に手を掛け 振り返る 実に 実に 相変わらず… 冷静だ。   

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category: プロフェッサー 華麗に登場

コメント

冒頭で

ちょっと受けました(^^)
幽霊でも見えてるのではないですか…で、幽霊一、二、三、と。
それに、何だか部屋の描写がいいですね。こういう、ばらばらなくせに妙に統一感のある光景、分かる気がする…と、ウゾさんの描写にちょっとにんまりしました。
あぁ、ブログ小説って、とびとびになるから、読んだ直後は気になるのに、次に登場した時にはどうなってったっけ?というのでストレスが…^^;
(記憶力の弱い大海でした。まとめて読めばいいのよね)

URL | 大海彩洋 #nLQskDKw
2013/06/08 07:40 | edit

大海彩洋 さん へ

 おはよう御座います。
貯金箱は しれっと 無茶を押し通しますから… 反発は 何かいいましたか と無視するし… 
基本的に 性格悪いですね 貯金箱は…

うん 全てが新品で統一されているよりも バラバラの時代 バラバラの様式が 混然としているのに 
妙に統一感を醸し出しいてる雰囲気って 妙に落ち着くのですよ。
一つ壊れたから すべてを変えるのではなく 一つ継ぎ足す と言った形で 
増えていった椅子や机って 妙に存在感があるのに 突出していない あーゆー感覚好きなのですよ。

確かに 此の 探偵もどき 凄く飛び飛びになっているからなぁ…
今月は もう少し スピードアップしますね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/08 08:50 | edit

拍手コメント頂いた方 へ

 おはよう御座います。
うん 此の探偵もどき 続きだからねぇーーー
また 暇な時にでも 読んで頂けると嬉しいです。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。 

URL | ウゾ #-
2013/06/08 09:36 | edit

こんにちは。

貯金箱って……人型ATMか。
人が悪い上に、セリフが白々しいって、どんだけなんだろう。
相手が欲望に負けさえしなければ、ただの変人になりかねない。
まあ、幽霊一という立派な返事がいるうちは、それを越すことはできなさそうですが。

いろいろな時代の意匠が混じりあった空間。
長らく続いた場所だからこそのものですね……

URL | 栗栖紗那 #T7ibFu9o
2013/06/08 11:54 | edit

栗栖紗那 さん へ

 こんにちは。
まぁ… こーゆー人物です。
相手が欲望に負けなければ と言うよりも 元から 変人気味ですから 大した 痛手を受けないかな。
おそらく 一番痛手を受けるのは ワトスン君だろうなぁ…

色々な意匠 時代が混じった空間 中々 面白いと思うのですよ 同じ時代 同じデザインで
統一されているよりも 落ち着くと思うのですが… 僕だけかな こーゆー感覚。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/08 15:08 | edit

拍手コメント頂いた方 へ

 こんにちは。
可愛い 顔文字ですねーーー
うん また 暇な時に暇潰しにでも 訪問頂いたら嬉しいです!!!
今 暑くてーーー アイス食べながら パソ見ています。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/08 15:11 | edit

アレックスの金の使い方に感心しました。
世間知らずの若者と思っていたら、いやはや「活きた金」の使い方を心得ているとは!お見事。
修道院で暮らしていたころとは見違えるほどですね。
明るく、さわやかに人を脅迫できるようになるなんて。感動した!

幽霊其の二筋肉、三の間違いかと思ったけど「二」なんですね。
すると「三」は?期待が高まります。

URL | キャサリン #LkZag.iM
2013/06/08 19:51 | edit

3回読んだわ。
やっと、解ったワ。ゾーラさんには、幽霊達が見えているのね。

なんか私には難しいわ。
アールヌーボーとアールデコは大好きだけど・・・。
薄日が差した古びた廊下が目に浮かぶようだわ。

ヒマが有ったら遡って読むわ。
でも、本当に中学生なの???
読書経験は、仙人並みだわ、きっと。

URL | ペチュニア #-
2013/06/08 20:00 | edit

キャサリン さん へ

 こんばんは。
あははっ 明るく爽やかに 脅しています。
ほんとに 少し前までは 古びた屋敷に籠り 偏屈に暮らしていたのに…
何時の間に… いや 初めから 性格歪んでいたかぁ…

アリアさんは 胸を張るを 筋肉を誇ると言う様に揶揄されていましたからね。
アリアさんのイメージは 下町のカルメンと言った感じでしようか。
其の三は…うーーん 下僕 マス釣りをあきらめない奴… 何かいい呼び名ないかなぁ と言うか 
ワトスン君と言う呼び名自体 愛称だったなぁ そういえば…

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/08 20:17 | edit

ペチュニアさん へ

 こんばんは。
いえいえ 前の部分を読んでいないと 解り難いと思うのですよ…
ゾーラさんの学校に調査の為に乗り込む為 寄付金をエサに学校に乗り込むのですが…
アルフレドは ゾーラの兄であり 寄付金を申し出ている為 乗り込める他の三人は 
全くの部外者の為 堂々と乗り込めないために 乗り込んでいるのですが いや いませんよ 
幽霊ですよ 誰もいませんよ と誤魔化しているのです。 
一応 アリアさんは 学生の為 別にいいはずなのですが 行きがかり状 何となく付き合っている。

このシリーズは ミステリーのカテゴリに纏まっています。
「不遜に 猥雑に そして 嫣然と」「針葉樹の下には 」は 完結しています。

あははっ 年齢疑惑忘れた頃に 巻き起こっていますねーーー
残念ながら 謎があれば面白いのですが 単なる中学生です。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。 

URL | ウゾ #-
2013/06/08 20:28 | edit

この時期、じめっとした感触が嫌になるんすよね。

でも、春が終わって夏に移り変わる季節でもありますし、
ワクワクしてしまうのも不思議なところです。

やはり何度読んでもワトスン君が目に留まります^^;
何故やろ……。

URL | シュナイダー #-
2013/06/08 23:04 | edit

こんばんは。

そっちはじめじめなの?
こっちは昼間は暑かったけど、今は寒い感じ。
さっき和歌山で地震あったみたいだけどウゾさんの所は大丈夫だったかな・・・。
梅雨なのに雨は降らないしおかしな気候だよ。
体調管理には気を付けてね(^^)

URL | チビmomo #-
2013/06/08 23:26 | edit

シュナイダー さん へ

 おはよう御座います。
地味に ジメーーーーとしていますよ。 妙に蒸し暑いので 思っているよりも 
体の水分奪われているようで… 無理をすると 思っているよりも疲れる。
うんうん 既に空は 夏めいて来ているのですよねーー
もう少しで 夏祭りがはじまり 蝉が鳴きだし 入道雲が立ち上がり…
ああっ 楽しみだな 夏!!!!

ワトスン君ですか 唯一の常識人??? だから 数少ない突っ込み役だから…
夏だし ワトスン君の恋 とかも 書いてみたいのですよね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/09 06:21 | edit

チビmomo さん へ

 おはよう御座います。
うん 妙に 凄く暑くて いい天気なのですが  じとっーーとしている感じ。
お盆が過ぎた頃の 風が止まっている 蒸されるような暑さ あの感じ。
こちらでは 水曜日程度から 梅雨らしく雨降るらしいよ。

うん 本当に 妙に蒸し暑くて 思っているよりも 体から水分奪われているようで 疲れやすいよ。
ほんとに 体調管理 気を付けなければね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。 

URL | ウゾ #-
2013/06/09 06:27 | edit

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

 |  #
2013/06/09 10:55 | edit

鍵コメ頂いた方 へ

 こんにちは。
うん 続き物だからねーーーー 
軽い なんちやってミステリーってノリかなぁ…
僕の書くものの中では 気軽に読める部類だと思うのですが 登場人物が 
多少癖が強くて 好き嫌いあるかな。
まぁ 一番 無難な作品は ほのぼのカテゴリ ここら辺は 癖もなく 一回読み切りが多いです。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/09 11:11 | edit

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