FC2ブログ

百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

ああっーーー やはり今日も暑い 12  

P6150025.jpg


うーーん 猫は 日向ぼっこをして ビタミンDを体の外に作り 毛繕いによって
身体に取り入れる…
何故に 体の外側に作るんだ????
そして 何故 人と言うか霊長類は ビタミンCを作れないのだろう…
殆どの動物は 作る事が出来るのに 何があって 作る事を止めてしまったのだろう…

そして NN 続きです。
興味のある方は 下記からどうぞ。 



此のキルステンと言う街は 人に冷たい。
親しくなろうとも 誰に対しても無関心で 人は何も語らないし 何も聞かない。
人当りのいい無難な表情を浮かべて 特別な関係を築かない。

僕達の様な 語れない事を多く持ち合わせている 無頼者には此の上なく 優しく 暖かく感じられ…。
僕の相棒 フジは 余り感情を顕にする方ではないが 此の街の誰にも頼らず 
自身の力のみを頼る気風を気に入っている様にみえた。

そう 僕達が 此の街に留まり 十日 二十日と過ぎ去り…
僕達が 一所に 長々と留まる事は稀で…
其れは フジが 指名手配者であるが為に。

世間では 義賊として 秘かに慕われているらしいが
フジは 眼鏡の奥の 鴉の羽の様な黒い瞳で一笑し 論する。
「我は 単なる犯罪者 悪でいい 我を法に則り 裁くのじゃ。
決して 人の思惑で 我を許しては駄目じゃ。人治主義は 余りにも 危険… 」  

そう… 此のキルステンと言う街に留まり そろそろ 一ヶ月が 過ぎ去ろうとした頃…

異国の砂漠の様な 白味を帯びた砂色の羽織を ばさりと翻し一羽の大きな鳥の様に フジが 駆け抜ける。
「ミズ、真に 光の三人衆が 動き出したようじゃ。」

 mother が目覚め 光の三人衆が踊り
 そして…


「久し振りですね 如何 御過ごしでしたか。確か 言葉と呼ばれていたのですよね。」
金属片の様に銀色に 鈍く光る髪 毒薬を一滴 滴り落したかの様な 紫の瞳。
完璧に 美しく微笑んでみせる 一輪の闇の華。

言葉は 遅効性の毒薬の様な視線に 絡み取られ 堕ちる。
「ラミエ…、 君までも…。」
「ええっ 少し寂しかったので 遊びに来たまでですよ。」

 そして 時空の巡行者が 妖艶に微笑す

時折 時間の流れが狂った場所が存在し 気紛れに過去の情景を映し出す。

静謐に包まれ 立上る 過去の時 サイは 立ち止まり 映し出された一人の少年を見詰める。

 泥人形の様に ズルズルとだらしなく 壁に凭れ掛かり…
 徐々に姿勢を崩し 最後は 床の上に寝転がる。
 手足を丸め 悪趣味な怪物じみた人形を抱き締めて。
 其の少年の眼前に 一人の白衣の男が立ち止まり 何か 話し掛けている。
 少年の瞳には 何も 写らない 白衣の男の姿も少年の感情も 其の白衣の男は 強引に少年の手をとり 
 歩き出す。
 ノロノロと 引き摺られるかの様に 少年は従い…

 そうして 少年が去った後には 何も 生活感の全く無い 空っぽの部屋が 映し出され…

荒い モノトーンの画像 ノイズすらない無音…

少年の悲鳴が 聞えた様な気がした。

「サイ、また 見ているッス。気紛れに 映し出される記憶は 全て過去
どれ程までに 残酷で 陰惨でも 助ける事は出来ない。」

トミは殊更に サイを突き放す様に冷たく言葉を放った。
トミは… 何か 其の映し出される 過去の情景を魅入られたかの様に見詰めるサイが 危うく思えて
何やら 不吉な予感を感じて…
「サイ、イチイが腹へらしている 食事に行こう 時間は 十分にあるから 
此れからの事はゆっくり考えたら良い。」

トミは 無理やりに話題を変え サイを其の場から引き離した 

「さて キルステン名物 季節の野菜たっぷりポトフだ。イチイもサイも 熱い内に食べろ。」
小さな 看板すらない様な小さな 小さな食堂。
あきらかに 縦よりも 横幅の方が大きそうな 豪快な婦人が 豪快に笑い 
銅鍋から 湯気を立てている料理を盛ってくれる。

熱いスープが薫り高く トロトロに煮崩れた肉に スプーンをあてると カタリっとほどける。

イチイは 本当に 御腹を減らしていたのか 嬉しそうにスープを口に運び サイを見上げ 照れ臭そうに笑う。
トミの墨色の瞳が 柔かく見詰め 見守る イチイを そして サイを…

「で… 如何したい サイ。」
トミが それと無く サイの意向を聞きだそうと話を向けてみた。

 そう 此のキルステンでは 代償しだいで 情報は手に入る。
サイが 求める幾つかの情報…

 サイと同様に 魔力を持たない人物の存在
 そして おそらく あの研究施設の存在理由に結び付く サイに施されていた実験内容…

何故 自分は サイは 突然 研究施設から 逃げろと…

幸いな事にだろうか…
サイは 取引に 代償になる情報には事欠かなかった。
サイが 幽閉されていた研究施設は 情報管理が厳しく あらゆる手管を用いても 
情報が漏れ出て来ないが為に 単なる 建物の配置 警備方法等々にすら 結構な価値が付加された。

そう… しかし…
其れだけの情報を持ってしても サイ同様に魔力を持たない人物は…
一切の情報網に 何一つ…

唯 眉唾物の情報が 一つ 異形の少女の存在 そして…  

そうして…

アズは 再び 懐中時計を模した情報端末を手に取り 再度 端末キーを操作しょうと…
唐突に キー操作を止め 其の端末画面を消し去った。

無駄 だなぁ…
幾度繰り返そうが マザーコンピューターには繋がらない。

暫く 虚空を見詰め 徐に 私的に使用している 情報端末を取り出し キーを操る。
 用件 … テイン、私の処遇はどうなっている
 送信者 アズ

そう テインは あの研究施設での 数少ない友人。
同じ研究施設に属しているとは言え 全く別の課に所属する為
また 研究施設内部であろうとも 情報の交換は規制され 制限され 監視され…
実の所 友人とは言っているが 御互いに名前以外 たいして何も 知らない状態で。  

スポンサーサイト



category: NN

tb: 0   cm: 8

コメント

え!?
そうなんですか?
日向ぼっこでビタミンDを生成!?
猫、すげぇ~。
ってことは、私がきなこさんをなでなでした手を洗わずに
ぺろっとやるともれなくビタミンDが付いてくるわけですね。

・・・・それやっちゃ、やっぱいかんか・・・

URL | NYANKO君 #5p4vzfrw
2013/06/17 13:57 | edit

NYANKO君さん へ

 こんにちは。
人も 動物も 陽にあたって ビタミンDを作っているのですが 動物は 毛がボサボサある為 
毛の表面に ビタミンDができるようですね。
其の為 毛繕いのついでに ビタミンDをなめとっている…

猫も人と同じで ビタミンDが不足すると 病気になりますからね。
でも 猫は 自分で ビタミンDをつくる力 弱いのですよね… だから 猫は 殆ど 
ご飯から ビタミンD取っているらしいですよ。
だから 猫は撫でまわして 撫でまわしまくって大丈夫ですよ!!!!

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウソ゛ #-
2013/06/17 14:41 | edit

NNのポトフがおいしそうですね。
このお話はけっこうハードな設定に思えるので、こんなシーンには登場人物たちだけじゃなく、読んでいる私もなごみます。

人間が日光から生成するのはシミぐらいでしょうか?
年々、増えて困ります。

URL | キャサリン #LkZag.iM
2013/06/17 21:50 | edit

暑いっすよね^^;
うちではエアコンが出陣しちゃいました。
ただでさえ、熱が籠りやすいアパートだけに。

ビタミンDを放出……それは何か神秘的っすわ。
ビタミン……テスト出るかなぁ(´・ω・`)

URL | シュナイダー #-
2013/06/17 21:56 | edit

キルステンの街の描写が説得力有ると思います。
「人に冷たくて無関心」だけれど、逆に言えば、「人によけいな介入をしない」ので、触れられたくない事を秘めている人たちにとっては、「優しい」というのは納得です。

URL | ペチュニア #-
2013/06/17 22:13 | edit

キャサリンさん へ

 おはよう御座います。
やはり 食べ物は欠かせないですよーーー と言うか 僕の書くもの 食べ物 飲み物 多くないか????
探偵もどきは よく 食べてるしなぁ。
確かにね 結構 運命に足掻いている人物ばかりですからねーーー

ああっ 日光… 既に日向ぼっこが気持ちいい時期は通り過ぎ 只管に 暑いです。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/18 05:20 | edit

シュナイダーさん へ

 おはよう御座います。
僕の方でも 三日ほど前から エアコン出陣しましたよーー
結構 ド田舎で 都会に比べると 風が吹き抜けて涼しい筈なのですが 
駄目です 三十六℃に負けました。

いやぁ 何故 人って ビタミンC 作れないのですか???? 
何があって 作の止めてしまったのですか????
不思議ですーーー

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/06/18 05:25 | edit

ペチュニア さん へ

 おはよう御座います。
うん 訳アリ系人物が吹き溜まる様な街は 暗黙のルールがあるでしょうからねーー
其のルールを守っている間は お互いに傷をスルーしている。
積木細工のような 危ういバランスの街ですね。

うん ありがとね 此の作品は 中々 解り難いから 感想嬉しいです。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。  

URL | ウゾ #-
2013/06/18 05:34 | edit

コメントの投稿

Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://uzo242.blog.fc2.com/tb.php/644-d760dc72
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)