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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

終わりの詩 2  

PC140004.jpg

トルコの トロイの遺跡辺りです
延々と 羊 いや 山羊??? が 道を横切っています

終わりの詩 続きです
興味のある方は 下記から どうぞ
 終わりの詩 2

 私は 唯 魔力や運命の楔から解放たれた
 自由に生き 自由に死ぬ 其の様な世界を見てみたかった

此の 廃された地では 冬が早い
言葉と呼ばれる男は 唯 一人 熱い熱いお茶を淹れ 口を付ける。
カップを抱き締める掌が 暖かいと 其の 暖かさを 嬉しいと感じる…

私の犯した 罪 そして 罰

此の世界では 魔力と運命は 一つの源 生まれながらに魔力を享け 約束を科せられる
魔力から 運命から 約束から解放たれる術は 唯一つ 生まれない事

そう 私は 未だ 言葉と言う忌み名ではなく    と
既に記憶の奥底に沈めた 沈め様と… 思い出すには 余りにも 見えない傷が疼き 真っ赤な血が滴り落ちる
そして 忘れてしまうには 余りにも 懐かしい 
私は    と 呼ばれていた 未だ 私の時が 刻々ときざまれていた頃の記憶

私は ある私設の財閥系の 数奇者の気紛れによって 捨て置かれている様な 研究施設の一員として
何の益体もない研究に 日々 没頭していた。
私は 魔力からも 運命からも 解放たれた 一つの約束に縛られない 自由な生を求め…
そして 皮肉な 滑稽な 結末を得る。

 運命との約束に縛られない 自由な生は 代償として 不自由な死を要求した

運命に縛られないと言う事は 生まれないと言う事
生まれてすらいない者には 死ぬ事は 出来ない

そう 此の手で 創り上げてしまった 人工的で 病的な 不死としての存在
Over Monster Child  略称 O M C
オモチャと呼ばれる 不死の疾患を持つ子供達 其の 玩具の魂

言葉は そっと 窓の外を見詰める。
此の 廃された地へ 此の古色蒼然たる屋敷へ 一人の少年が 送られてくる
其の少年が やがて来る 封印されし者としての 運命を享け入れる為に やがて時が止まり
魂が 爛れ滴り落ちる 其の時を待ち続ける為に…
其の 少年の忌み名は 時間 
 
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category: ファンタジー

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