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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

非因果的連関の原理  




少し お知らせです。
試験期間が 迫って来ましたので コメント欄を閉じさせて頂きます。
ブログ更新の方は 結構 予約投稿でやっていける為
たいした影響は 出ないと思えるのですが…

と 話し変わって
最近 自身の書いた掌編纏めを書いてみて 一言。
まったく ホラー系 書いていない。
では 書いてみようと 仄かに不思議程度の話になりました。
はっきり言って 全く怖くない。
興味のある方は 下記からどうぞ。 

   非因果的連関の原理

 そう 未だ 遇った事のない もう一人の私に付いて語ろう。

件の発端は 十年前に遡る 私が 未だ 大学生であった頃だ。
母が 私を大阪で見掛けたと言うのだ。

 … 何を怒っていたの 手を振ったのに無視して と

私は 大学も バイト先も京都で とても 大阪をぶらつく様な
時間的余裕は無かった。
其れでも 母は 納得出来かねるのか 食下がっていた。

 … 凄く 凄く そっくりだった と

そう 此の私のそっくりさんの話は 此処だけの 母の勘違いで 終わる筈だった。
しかし 此の私のそっくりな人物は 友人の前に現れた。

 … そっくりだった。
  何か 服装の微妙な悪趣味さとか 地味なのか派手なのか 判断のし難さとか と

そう 此の時も 私は笑っていた。
世界には 同じ顔が三人いると言うが 随分と 近くに一人いるらしい。

そして 私によく似た 彼女は 徐々に 徐々に 私に近付いてくる。
友人に… 弟に… 父に… 母に…
同じ市内で… 私の行き付けの本屋で… 私の行き付けの喫茶室で…

 … お前の好きな 作家の本を買っていた。
 … 姉ちゃんの好きな チョコレートケーキを食べていた。
 … 佇む 立ち方まで そっくりだった。

そして…

 … あの そっくりな人の旦那さんまで お前の旦那とよく似ていて 笑っちゃった。
 … そして 子供まで 男の子 二人兄弟で お前と同じ 笑っちゃうよな。

私は 唯 唯 嫌な悪寒を感じ 自身をきつく抱き締めていた。

何故 此処まで シンクロニシティーが起こる。
既に 偶然の一致ではない
彼女は 私に そっくりなのではなく 彼女と私は同じ。
だから 同じ行動を 繰り返し 繰り返し…

何が 何が 同じ 同じ  
私が 彼女のコピーですか それとも 彼女が 私のコピーですか。
それとも 遭うと 死んでしまうと言う 影ですか

私は 確信に似た 予感を覚える。
もうすぐ もうすぐ 私は 彼女に遇うだろう。
私は 彼女を抱き締めるのだろうか。



 … ただいま。
 … お帰りなさい。
   


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