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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

プロフェッサー 華麗に登場 19  

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探偵もどき 終わりです。
なんとなく 中途半端な終わり方ですが…
教授については 此れかも 気が向いたらでてくると思う。

探偵もどき うーーん クリスマス馬鹿騒ぎ書きたいが… 微妙かなぁ。

興味のある方は 下記からどうぞ。



プロフェッサー 華麗に登場


 「おおっ ロミオ 何故貴方はロミオなの… そう言う事だ ワトスン君。」
ハロルドは 面倒なのか  おざなりの言葉を残し ボロボロの破れ綻びた個所にはガムテープを張り付けた
簡易ソファーで昼寝を決め込もうと
ズルズルとブランケットを体に巻き付けて 怠惰に寝そべる。

オレは其れでも 此の機会を逃すと 次の機会が巡ってこないような気がして しつこく食い下がる。

「あのアリアさんが持ち込んだ 謎書物って結局何だったんだ。」

「ああっ あれはラブレター 恋文…。」

 ワトスン君 大体の生物の限界って解るかな 大概は成熟した年齢 × 五だ。
 人で言えば 成熟年齢を二十五歳とすれば 限界は百二十五歳 此れが人の種の限界年齢。

 此の限界の決定に深く関わっている 主犯はテロメア 命の回数券。
 此のテロメアとは 遺伝子の 染色体の蓋のようなモノなのでね。
 染色体がむき出しだと 安定性にも安全性にも欠ける そこで 染色体に蓋をしている。
 しかしだ…この蓋の部分も 染色体の分裂ごとに短くなっていき 最後は分裂できない状態になる。

 ほら 一時期話題になった クローン羊。
 此のクローン羊は 五歳半の羊の細胞から創り出された 
 では 此の羊のテロメアは… 此の羊のテロメアは既に老いていた 予想通りね。
 関係者が期待した 時間を巻き戻す事は 起きなかった…

 しかしだ 実際には 此のテロメアのない生物も存在する。
 染色体が 円の形であれば 染色体の端がない 蓋が必要ではない… 老いる事がなく 不老不死となる。

 不老不死とは何なのだろうか… 心臓が鼓動を止め 塵となり埃となれば消え去れるのだろうか
 もし… 一片の塵芥となり 宇宙空間を漂い… 其れでも 自我が存在するとすれば…

 幸いにも 脳細胞の限界は百五十歳とされている…

「そう あのシチリア修道院の片隅で 佇んでいた老人は… 延々と続く時間から解放された。」
 あの老人は… テロメアの遺伝子の異常に拠って 不老不死となってしまった…

 伝説其の儘に… と結論付けていたのだが…


アリアが持ち込んだ書物は あの男性へのラブレター。
図書室の司書と非常によく似ていたのは 何等かの血縁関係があるのだろうね。
あるからこそ…

そして 既生魄… 此の薄っぺらい書物が男性からの返事。

お互いに直接手渡す事が出来ない 其の為 公共の場に暗号のような書物を負いて やり取りをしていた。

「此の辺りが 一番妥当性があると思っていたのだが… ワトスン君。」 

「何か 随分と含みのある物言いだな 納得できていないのか。」
オレは何か スッキリしない言葉に苛立ち トゲのある言葉を吐きだしていた。
「如何かな… そろそろかな。」
ハロルドは クックッと人を食ったような笑みを漏らして 怠惰に寝そべっていたのにゆっくりと起き上った。

カッカッと軽快な足音が響き…

「ああっ お腹空いた。
 凄いニュースよ あのシチリアの修道院でのおじいちゃんが客員教授として赴任してきた。」
アリアさんが 凄い勢いで 事務所に駆け込んできた。

「と言う事だ ワトスン君。
あの人物の目的は あの書物の閲覧 図書室にいるだろう。そして あの図書室には あの司書もいる。
夜の遠足と洒落込もうか。」

ハロルドは 机の上に転がっていた 澱がフワフワと漂い浮き沈みしている 安っぽい赤ワインを一本
無造作につかみ 
ご機嫌に 愛の賛歌を口遊みながら… 足音が遠ざかる。

オレは アリアさんに急かされ スパゲティーを茹で始め オレはまたもや 煙に巻かれた。

 

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category: プロフェッサー 華麗に登場

コメント

拍手コメント頂いた方 へ

 おはよう御座います。
ああっーーー 僕の内面が見え隠れしていますか!!!
ああっーーー 恥ずかしいーー 僕の何を読み取られているのか…
小説を書いて ネットにさらす怖さですよね。
ほんとに図太い神経でなければ出来ない事なのですよ。
小説って 架空のモノであっても 所詮書く人物の頭脳から絞り出すものだから どうしても 出てしまうのですよね…
ああっーーー 恥ずかしい!!!!

拍手コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/15 08:22 | edit

うん

何だか、ちょっと余韻を残して、すっとまとまった感じがしました。
こういう引き方がウゾさんらしいのかなぁ。
恋文、というアイテム、そして直接会えないということ(究極の遠距離恋愛?)、そんな思いが時間の中でゆっくりと漂っていたのですねぇ。そして「探偵たち」は美味しいもの探しの旅のついでにそれを持ち主に届けた、いや、間違えちゃった、持ち主に届けるついでに美味しいものを食べたということだったのですね(ということにしておきましょう^m^)。
でも……その人は図書館にやって来て……で? ってのも気になるのですが、いつかまた。えーっと、司書の人とはどうもなりませんよね? 老いらくの恋は……いくらなんでも。
そして最後はやっぱり、食べ物に行きますか。
このままクリスマスパーティに突入しちゃう?
あ、でも、やっぱり受験ですよ! お勉強してくださいね!
年内に落ちがついてよかった。パーティはウゾさんの高校合格パーティでお願いします(*^_^*)

URL | 大海彩洋 #nLQskDKw
2013/12/15 10:03 | edit

大海彩洋さん へ

 こんにちは。
うん 綺麗に 全てに決着をつける事出来なかったのですが…
此れ以上書くと説明臭いし それでなくても 異様に長くなってしまっているし…
取り敢えず 年内に一区切りつけたかったので 説明不足ですがオトしました。
うん 当事者の教授も当分大学に居座りますから 気が向いたら話をするかなと言う感じで…

あははっーー 司書の女性も 図書室にいる間は地味モードだし… 教授も 昔を懐かしむ程度の感情でしょうね。
好きだった女性が 自分とは違うが結婚して子供 孫 曾孫…と続いていた 感慨深いでしょう。
不老不死者は… 生殖能力ないですからね。

ええっ やはりバスタ茹でてます。
本場のパスタを浴びるほど食べて来たのだから ワトスン君の料理の腕は上がったかな????? 

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/15 15:40 | edit

なんとも、不思議だけれど熱い恋の物語だったのですね。
不老不死かあ。
きっと孤独でもあるんでしょうが、このおじいさんは、まだ前へ進んで行きそう。(だから客員教授で来ちゃったんですよね^^)

完結おめでとうございます。
いえいえ、これ以上の説明は、なくても大丈夫ですよ。
そのほうが、余韻があっていいのです。
映画の探偵ものは、語りすぎますから。(ハロルドは、余計なことを語りすぎるけど・笑)

ああ、旅が終わっちゃったんですね。ひとまず。
でもきっとまた、ややこしい問題が舞い込んで、彼らは優雅な美食の旅に出かけそうですね。
ワトスン君は、配管工にもどれるのかな?
いや、その前に、釣りができるのかな?

URL | lime #GCA3nAmE
2013/12/15 23:35 | edit

絶妙な

こんばんは。

うん、解説はしてあるけれど、説明っぽくは絶対にしないウゾさんらしい。
そして、自分で事件の解決依頼したくせに、別に理解しなくてもいい、それより小麦に戻ったパスタの方に興味があるらしいアリアさんのブレなさぶりもすごい。

そして、もともとは学校の許可がないと行けない学校に、許可なく深夜に飲食物まで持ち込みつつ潜り込んでしまおうとする探偵って、もっとすごい。頑張れ、貯金箱。ヤバい事の後始末はあなたのお財布にかかっているらしい。

そして、次回は日本に行くんですね? 同行者はフルメンバーかな?

URL | 八少女 夕 #9yMhI49k
2013/12/16 03:09 | edit

lime さん へ

 おはよう御座います。
何というのか… 大した内容があった訳でもないのに 妙に長くなって
しまいました。
綺麗にオトす事が出来なかったですが 一応 一区切りと言う事で…

此のじいちゃん… 枯れていませんよ 人を食ったような性格で 
「私がアインシュタインと朝食を よく一緒にとっていた頃は… 」とか
「私が バチカンの枢機卿で 策謀を廻らせていたとき…」とか
言いだします。
「嘘をつくな」と言われると 「嘘はつきませんよ ほらを吹くだけ」と 
そーゆーじいさんです。

うん 凄く短い 二回か三回程度で終わる ワトスン君の釣り話書く予定なのだけど… うーーむ どうなるか。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/16 07:10 | edit

八少女 夕さん へ

 おはよう御座います。
アリアさんは… 何かよく解らないけれど 全てが終わったらしい で 納得しているのですよね。
ワトスン君… あんなに 本場のパスタ食べたのだから 料理の腕上がってもいい筈なのに… 小麦に戻っているのだろうなぁ。
  
ほんとに… 貯金箱も酔狂過ぎ… そろそろ此の探偵とは縁を切った方がいいと思うのだが。
いや… 既に腐れ縁に突入してしまったのかなぁ そーなると 切っても切っても 繋がっていて切れないのですよね…
貯金箱 哀れ… そして ワトスン君も 配管工に戻れないのだろうなぁ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/16 07:21 | edit

22:29 に拍手コメント頂いた方 へ

 こんにちは。
うん そろそろインフルエンザ流行って来たね…
此の冬は受験あるから インフルエンザにかかると洒落にならないから 十二月の初めごろに予防接種にいってきたよ。

うん奈良県って 地味な産業が結構残ってるよ。靴下を沢山作ってるし 貝殻からつくる貝ボタンもたくさん作ってる。
其れに大阪近いから… 切り花農家も多いかな。
でも 奈良県って観光立県の筈なのに… 飲食産業と宿泊施設の数は最下位レベルなのですよね…

拍手コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/16 11:02 | edit

05:39 に拍手コメント頂いた方 へ

 こんにちは。
うん 今日は お休みーーー 此れからは 偶にお休みを入れつつ続けていくつもりです。
学校も今週から殆どお休み。 
今日は 防災訓練しただけだよーーー

ほんと 寒くなってきましたね 風が冷たい!!!!
山に雪が積もって 其の山肌を滑り降りてきたような風 そろそろ自転車がつらくなってきたよ。

拍手コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/16 11:08 | edit

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

 |  #
2013/12/16 21:41 | edit

不老も怖いけど不死って怖いね。もちろん死ぬのは嫌ですけど、死ねないっていうのは怖い。しかも自分だけ生き続けるなんて発狂ものです。
そこに恋愛が絡んだら悲劇でしょ。ハッピーエンドは期待できないですから。
今回はマリアさんの豪快な食欲とキャラクターに救われました。
素敵なお話をありがとうございます。

URL | キャサリン #LkZag.iM
2013/12/16 23:38 | edit

鍵コメ頂いた方 へ

 おはよう御座います。
お忙しそうですね。
寒くなってきましたが 体調はどうですが。
インフルエンザも流行ってきている様ですね 現実が充実しているのは いい事ですよ。
うん 偶に訪問して 読み残している作品拝見させて頂いています。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/17 07:29 | edit

キャサリン さん へ

 おはよう御座います。
もうねーーー 塵になっても自我があったら…恐ろしい…
何等かによって 人が不死になってしまったら 脳が百五十年程度で壊れると言うのは救いですよね。
普通に生きていれば 百五十年間で十分だし…

普通の時間を生きる人と 違う時間を生きる人 全く相容れない存在でしょうね。
うん ゾーラさんは 妙に冷静だし… ワトスン君と一緒に 場を和ませてくれるアリアさんは きっと可愛い女性だと思うのですが… うーーん 彼氏いないのだろうなぁ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2013/12/17 07:41 | edit

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