百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

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其のシチューは 殊更に甘かった   

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何と言いますか… 隅の老人です。
此れも 元々は八少女さんの企画用に書き始めたのですが いまいち纏まらなくて…
そのうち 何が言いたいのか 何がしたいのか 訳が分からなくなってきたモノなのですよ。

でも ボツにしてしまうのも忍びなくて 多少手をくわえて載せてみました。

マンハッタンの安食堂 隅の老人視点の話です。

興味のある方は 下記からどうぞ。



    其のシチューは 殊更に甘かった

 そうですね 何処にでもいる 郵便ポストかゴミ箱か…
だれも気に留めない 視界に写っていても認識されない 所謂 隅の老人って奴ですよ。

季節が移り変わり マンハッタンにも桜の季節がくる。
セントラルパークのジャクリーン・ケネディ・オナシス貯水池の側道 一周およそ2.5キロの桜並木
多くのジョギングを楽し老若男女が行き交う。
私は 何時も東90丁目の入り口から この場所を目指す。
四月の中頃から終わりごろには 此処の桜も咲き誇り 私は ゆっくりと散歩を楽しむ。

そう 此の散歩道の突当りの行き付けの安食堂に 見慣れないウェイトレスがいた…
東洋人の顔は区別がつかない為 国籍は解らないが 
彼女はアメリカ人ではない いや 少なくとも 此処マンハッタンの出身ではないのだろう。
マンハッタンは比較的訛りが少ない地域だが 特徴として かなり早口で捲し立てる様に話す。
彼女の話し方は… 違う。

此の安食堂は 場所柄の為か多くの希望の燃え滓が吹き溜まり 私は好んで 月に数度立ち寄っている。
マンハッタン 其れも有名処のセントラルパークの片隅。
希望と言う名の媚薬を胸に 此れからアメリカンドリームを 自由の国を駆け登ろうとする者が日々の糧を
稼ぐ手段として。
そして 希望と言う名の毒薬に侵され 帰れなくなった者の生暖かく 薄暗い寝床として…
此の安食堂は 人生の交差点のような場所になっていた。

そんな場所だ 従業員の入れ替わりは激しく 国へ帰る為の飛行機代を稼ぐ為に 数週間働く其の類の人物か…
国の未来を背負うと目され 国庫で留学し… 
薬物とアルコール いや 自由と言う劇薬に翻弄されて もう国へは帰れないと 言っていた若者がいたが…
あの人物は 如何したのだろうか。

そうそう 見慣れないウェイトレスだ。
彼女は… city と言えば ニュヨークを指し示し 他の都市ではないと言うマンハッタンでの常識を
知っているようだ。
と言う事は… 彼女は マンハッタンは初めてではない 堕ちていく方なのだろうか。
一度堕ちると 這い上がる事は難しい。

私は 何時もの様に定食と水を頼んだ。

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category: ファンタジー

コメント

07:09に拍手コメント頂いた方 へ

 こんにちは。
無理しないでねーーー 暇な時にでも暇潰しにね。
此れから お好み屋さんに行ってきますーーーー

拍手コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/01/22 16:03 | edit

これもしっかりscriviamo!になっていますね。
というか、まとまってないようには見えません!
マンハッタンの安食堂、確かにいろんな視点がありそう。
そしてその視点ごとに物語がありそう。
にしても、ウゾさんの年齢で書くには、ちょっと枯れ過ぎている気がしなくもありませんが^^;
でも、楽しませていただきました。

URL | 大海彩洋 #nLQskDKw
2014/01/22 22:00 | edit

なんとなくこういうの解る感じがしますね。
自分の人生にも似たような所あった気もするし・・。
彩洋さんじゃあないけど、ウゾさんの年齢でここまで「解る?」って
一体どういう生き方されているのかしら・・・(笑)。
この間の酒場のピアニストのお話といい、なんか妙に説得力あるの
よねー☆

URL | ペチュニア #-
2014/01/22 22:16 | edit

おお

何故なんだろう、去年の作品なのに、今年はこの世界、みんなが食いついてくれる……。
ウゾさんで三人目(笑)

ああ、なんか、わかります。隅の方にひっそりと座っているご老人。
下町の、アメリカ的成功と反対側に属する世界をじっと優しく見つめている、番人のような存在ですね。
うん、これ、いいですよ。

もう一本あれで書いちゃおうかな。ちょっと方向性考えますね。
ありがとうございます!

URL | 八少女 夕 #9yMhI49k
2014/01/23 05:38 | edit

大海彩洋さん へ

 おはよう御座います。
ああっーーー 枯れていますか…
安食堂の老人視点ですから 淡々とした あまり感情をださない感じを目指したのですよ。
うん scriviamo!に出すには… 八少女さんの作品の設定を 多少逸脱している様だし…
安食堂の位置 勝手に決めてしまってるし…
此れは 一寸 出せないかなぁ 八少女さんの作品からずれている。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/01/23 06:10 | edit

ペチュニアさん へ

 おはよう御座います。
ああっーー誰でも 若者の頃は希望を抱いて 夢をみますからね。
色々な夢を… 
そーゆー郷愁の様な感じを 此の老人は若者の姿に 自分の若い頃を見ているのかもしれませんね。
いえいえ おそらく… 自分の年齢から離れているから書き易いのですよ。
日々 悶々としている様な中学生男子を書けと言われた方が 悩むかな 凄く書きにくいと思える…

… 僕 結構 オッサン 多いですね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/01/23 06:41 | edit

八少女 夕さん へ

 おはよう御座います。
ああっーー 一本書いて頂けるのは 凄く嬉しいですが… 此の作品 八少女さんの作品から外れている感じするし。
そして 何より 既に一作書いて頂いていますからね 他の方を優先してください。
其れで 時間が余れば程度で十分ですから。

何かね 面白いのですよ。
一つの同じ舞台で 色々な方が作品を書くと 一人 また一人と登場人物が増えていくようで。
色々な人生の断片 色々な色彩が重なっていく 此れは思いもよらないscriviamo!の効果ですよ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。  

URL | ウゾ #-
2014/01/23 06:50 | edit

ポールさんと夕さんの間で膨らんだ物語を。
ウゾさんがまた、別視点で広げておられたのですね。

人の数だけドラマがあり、想いがあるというのが、しみじみ感じられます。
老人の目から見た彼女たち。また別の感慨を感じて、面白いです。
これ、どんどん広げていけそうですね。

URL | lime #GCA3nAmE
2014/01/23 07:16 | edit

limeさん へ

 こんばんは。
そうですねーーー 二人の間で膨らんでいった話に 横やりを入れて… 無粋と言われそうですね…

老人だからこそ 淡々と若者を見る事が出来る。
自分の昔を重ね合わせて 苦々しく思いながらも 直接には何も言わなくて 見守るだけ。
マンハッタンの片隅での 小さな物語ですね。
うん 色々な人物の視点 面白そうですよね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/01/23 18:03 | edit

一つの題材でも書く人によって、視点が変わったり、目の付け所が違って、別の物語が生まれる。
深いですよね。小説って。
そういうところがたまらなく面白いです。

URL | ヒロハル #-
2014/01/23 19:07 | edit

ヒロハルさん へ

 おはよう御座います。
そうですねーー 気軽にこーゆー遊びができるのも ブログ小説のいい所ですね。
気軽に集まり ワイワイと… 色々な年齢 色々な立場 現実では言葉を交わす事もない でもブログ上では ワイワイと楽しく交流できる。
其れが いいですね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/01/24 06:16 | edit

ウムム……
ウゾさんはニューヨークに行かれたことがあるのでしょうか?
緻密な情景にサキも散歩を楽しめてしまいますよ。
安食堂はここにあったのですね。
老人の眼差しは良いですね。
彼はどこまで墜ちているのでしょう?
彼からは見慣れないウェイトレスはやっぱり墜ちていく方に見えるのでしょうか?
這い上がるのは難しいのでしょうが、サキはそうでないことを祈ります。

URL | 山西 サキ #0t8Ai07g
2014/02/15 19:09 | edit

山西 サキ さん へ

 おはよう御座います。
ニューヨークですか… 少しだけですが いた事ありますよ。

此の老人にとって 此の食堂で希望を胸に足掻く若者に 昔の自分を見ているのでしょうね。
其の為 定期的に表れて 見守ってしまう。

そうでしょうねーーー よく安食堂や安宿には国に帰れなくなった留学生の様な人が吹きだまっていますからね。
多くの そーゆー人を見た老人からは そーゆー人の一人として写っているのでしょうね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/02/16 07:37 | edit

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