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百鬼夜行に遅刻しました

 オリジナルの小説を中心に 偶にゲーム 時々映画 稀にミステリー 膝には猫で お送りしたい所存です。

黄金色の花  

P8070001.jpg


あははっーーー 本当に中途半端な断片です。
まぁ… 何というか 年老いた男性バージョンの話も書いてみたのですが…
反感を買いそうな 年若い女性バージョンの方を載せてみます。

興味のある方は 下記からどうぞ。



    黄金色の花

 私が 恋に恋していた頃… 馬鹿で愚かで でも 決して否定したくない 私がいた頃。

苦しいばかりで安らぎをしらない恋 嘘とペラペラに薄い言葉ばかりで真実なんて 何処にもない恋人だった。
其れでも好きだった 本当が何もないから 何時までも目を背けていられるから 楽だから… 好きだった。

何時もデートをせがむのは 私の方から。
デートなんて 何でもよかった 唯一緒にいたい 彼の傍に私が存在していたい。 
独占したい… 依存していたい…
そう 感覚的に分かっていたのだと思う 心は離れ離れだから 体だけでも傍にいたいと。

食事をして… 洒落たバーでもいいし それとも…
大手シネマが リバイバル上映として夜遅くに 古い古い映画を上映していた。
古臭い映画なんて 興味ない。
唯 空いていたから…

戦争ですれ違う夫婦 地平線まで広がるひまわり 動き出す列車…
哀愁を帯びた音楽が 二人の心情を描き出す。

私は さよならを切り出す事ができた。
私は… 精一杯姿勢を正して 後ろを振り向く事無く立ち去った。
私から別れ話を切り出した筈なのに… 私が衝撃を受け傷付いていた。
彼は… 数多ある 携帯のメール番号から 一つの番号を消去して… 唯 其れだけで。

私は 何故 別れたのか解らなかった いえ 何故 付き合っていたのかも分かっていなかった。


私は背筋を伸ばし ミラノ駅に降り立つ。
十二日の休暇 此の休暇をとる為に あの映画から五年間 私はがむしゃらに働いた。

あの時 感じる事の出来なかった ひまわり畑を吹き抜ける風を感じる為に。


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category: 色とモノ

コメント

なるほど

「ひまわり」を観た時、イタリア映画ってなんて日本映画と相通じるものがあるんだろう、あるいは日本人の感覚に通じるものがあるんだろうと思って、この辺りからわたしのイタリア熱が盛り上がっていったことを思い出しました。
そうそう、マルチェロ・マストロヤンニ。結構好きだったのです(でも一番は「マカロニ」)。それにマンシーニの曲が……。いやソフィア・ローレンの目が?

ということはともかく、この映画「ひまわり」のイメージと若い女性の現代的恋のアンニュイさの対比がいいですね。
恋にしても何にしても、若いときってそれが100%になりえるんですよね。
私の傍には、心臓に病気があって運動したら突然死もあり得るよ、と言っても「死んでもいいからテニスがしたい!」って10代の若者がいますが、死んだら終わりなのよってことが、若い時は頭では分かっても感情では理解できないんですよね。恋も同じ。この人がいなかったら生きていけない。
本当はそうでもないんだけれど、通り過ぎるまでは分からない。道は一つしかないように感じてしまう。でも本当は道はいくつもあるんですけれど。
恋も、いじめも、若いときって、抜け出す小さなドアが見つからないんですよね。
この女性は、どこかへ抜け出せるんでしょうか。
(でも女ってしたたかだから、結構あっさり「あの日のことはそれはそれ」って割り切りそうだな。)

URL | 大海彩洋 #nLQskDKw
2014/06/15 09:02 | edit

「ひまわり」かぁーーー

あの頃のマンシーニの曲が大好きで、
  昔、よくピアノでコピーしてたなぁ・・・。

 ソフィアローレンの魅力なんて、
   この歳になってやっと解った感じ、、、

この頃、火野正平のモテた理由がやっと解せたのに似てる。

  「人生下り坂、最高ーーー」って名言も共感^^;

ちなみに、私、青春期バブル世代だから、
この年若ぃ女性の感覚の方が実体験としてわかるんだけど・・・。


にしても、、、

ウゾ殿ーーー
あんたは、今世代の御方のはず・・・幾つよ~~~アハハ(^^;)

URL | レイまま☆ #-
2014/06/15 09:35 | edit

ウーーーム・・・。
難しいわね・・。
わたしも、こういうのばっかりだったし・・。
結構、こういう関係ってザラにあるのかしらね。
「恋に恋する」ウーーム・・そこんとこに原因があるのかな?
「ひまわり畑」の風を感じる為に・・ウーーム・・。
5年間も引きずっているのね・・。

おばちゃん、思うに「新しい恋」見つけて欲しいわー♡です。
でも、こういう子って同じような恋を繰り返して、結局いつの間にか一人でなんとか頑張っている女性になりそうな気もします。

URL | ペチュニア #-
2014/06/15 09:39 | edit

恋はバカで愚かでそれでも否定したくないものだと思います。
私も恋自体は2回ぐらいしかしたことないですからね。
人生を賭けてもいいとおもうぐらいの恋は
する人としない人はいますが、
私は今まで2回しかないです。
そういうのはものすごく共感してしまいますね。

ようやく出張から帰ってきました。
またよろしくお願いします。

(*^-^*)

URL | LandM #-
2014/06/15 13:40 | edit

恋に恋する時期って、実際あるんでしょうね。
強がっていても、誰かの物でありたい、誰かを所有していたい、っていう相反する願望が女にはあるような気がします。
それが愚かな事だとは思わないけど、空しいと感じながら、やめられないのは辛いですよね。

その時観た映画は、そんな自分を解き放ってくれたのかな。
その勇気をくれたのかもしれない。
5年経って、そんな自分を振り返る旅ができたこの人は、幸せなのかもしれませんね。
あれから本当の恋が、できたかな?

URL | lime #GCA3nAmE
2014/06/15 15:26 | edit

大海彩洋さん へ

 こんばんは。
うんうん ありますねーーー
あの ロシアで探し続けて…辿り着いた家に若い女性と女の子がいる。
お互いに言葉は通じないのに お互いの状況を悟るんですよね…
そして 汽車から降りる人群れの中に 見付けて… でも 何も言わずに汽車に飛び乗って 崩れ落ちる様に座席に座り 泣く。
あの辺りって 日本人の感覚に近いと思いますね。

うん 十代って… ほんとに親や社会に守られる立場だから無茶ができるのですよね。
其れが 二十代になり 三十代になり… 守る方の立場になると 色々と自分が倒れる事によって 何が起きるを考えてしまう。

うん ひまわりの映画で 初めのひまわり畑のシーンは 凄く激しく風が吹いているのですよね それが 後のシーンのひまわり畑は穏やかな風が吹いている。
何ていうのか… それが 恋の激しさを表しているようで 凄く印象的だったのですよ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/06/15 18:51 | edit

レイまま☆さん へ

 こんばんは。
古い映画の 少し暗めの映像に あの音楽はよくあっていましたよね。
ソフィアローレン… 本当に魅力的ですよねーー 
監督のビットリオ・デ・シーカ 自転車泥棒も 良かったなぁーー
火野正平… ああっーー 母性をくすぐるタイプとか言われてる方かなぁ 確か…
うんそして 辿り着く答えは 女性って不思議 よく解らんですよ!!!!
絶対に 不幸になるよって男性にに惹かれていく女性が 一定数いるのですよね…
あーゆーのって 理屈ではないのでしょうね。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/06/15 19:04 | edit

ペチュニア さん へ

 こんばんは。
うん こーゆー一方的な恋って あるでしようね。
そして この女性は自分が一方的に愛していて 相手にとっては数多の一人でしかなくて…
其れでもいいと ずっと思っいたのですが… やっと別れを切り出せた。

うん ひまわりの映画に引っかけて 十二日間の休暇ですから 
気持ちを切り替えて… ああっーーー 恋ではなく仕事を頑張りそうな気もするが…
きっと きっと そんな姿がいいねと言ってくれる人物が現れる筈!!!!

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/06/15 19:11 | edit

LandMさん へ

 こんばんは。
お帰りなさいーーーー 

そうですねーー 人生を 全てを賭けても叶えたい恋をするって 幸せなのか…
其れとも 穏やかな静かな愛が幸せなのか… 人それぞれなのでしょうね。
うん… 曽根崎心中とか あーゆー激しい恋って身分制度があったからこそ 成り立った恋であって 今の時代では成り立たない 心中ではなく 駆け落ちになるのかなぁ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/06/15 19:19 | edit

limeさん へ

 こんばんは。
うん おそらく この女性は愚かだったと言いながらも否定してないですからね。
愚かな自分を認めていて その恋の経験で 次こそは!!!!
恋に臆病になる事無く 次ぎを探して欲しいかな。
恋に恋する… きっと若い頃の一時期しかできない 蒼くて苦しい恋なのでしょうね。
うん 五年って… 長いのか 短いのか… 此の女性不器用そうだからなぁ… 器用な恋は出来ないのだろうなぁ。

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/06/15 19:29 | edit

ああそうか

こんにちは。

五年前は映画館ですら一人ではいられなかったのに、今はミラノまで一人で来られるようになったのですね。どっちにしても、心の中で理想化した恋でしかなかったにしても、それは彼女が生きていく上でとても大きな進歩なのでしょうね。

傷つくぐらいなら恋なんかしない方がいいとか、落ちる相手を選んだ方がいいとかおっしゃる人もいらっしゃいますが、ええと、そう簡単にコントロールできるもんじゃないですよね。学習も、こればっかりはあまり役に立たなかったり……。

URL | 八少女 夕 #9yMhI49k
2014/06/15 22:58 | edit

19:29 に拍手コメント頂いた方 へ

 おはよう御座います。
ああっーー確かに 悲劇のヒロインになった自分に酔って なんて可哀想な私って思ってそうですね。
そーゆー人って 弱いから逃げているのか 其れとも強くてしたたかなのか…
女性の心理って難しいですねーーー お手上げですよ。

そろそろ花の店先に 色々なひまわりが出始めましたね。
真っ黄色で大きなモノから レモン色の小さなモノまで もう少しすると夏祭りも始まるし 此の ああっーー夏が始まったなぁと思うこの時期 好きだなぁ。

拍手コメント有難う御座いました とても嬉しいです。

URL | ウゾ #-
2014/06/16 06:45 | edit

八少女 夕 さん へ

 おはよう御座います。
そう 恋に恋している状態で 相手に依存したい。
恋と言うよりも… 子供が所有欲を満たしたいような 餓えた人がもっともっとと食糧を積み上げる様な…
お互いに尊重し合い高めたいではなく 貪り喰らうような感じ。
たぶん 此の男性も精神的に疲れていたのかなぁ…

うん… また同じ様なタイプを好きになってしまうのかなぁ…
そのうち どんどん逞しくなっていって 一人で生きていくの様な…
そのうち 其の逞しさを好きになってくれる男性があらわれると いいのだけど…

コメント有難う御座いました とても嬉しいです。 

URL | ウゾ #-
2014/06/16 06:58 | edit

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